東京都市大学付属中学校・高等学校等々力中学校・高等学校塩尻高等学校付属小学校二子幼稚園 |五島育英会

HOME > NEWS > 2011 > 東京都市大学「都市大方式草地転換技術の考案と実践並びに系列校への適応可能性の検討」をテーマとした研究が五島育英基金教育研究奨励に採択。2011年6月から研究活動がスタート

東京都市大学「都市大方式草地転換技術の考案と実践並びに系列校への適応可能性の検討」をテーマとした研究が五島育英基金教育研究奨励に採択。2011年6月から研究活動がスタート

この記事でつぶやく


 東京都市大学環境情報学部の研究チーム(研究代表者:吉崎真司環境情報学部教授)が取り組む「都市大方式草地転換技術の考案と実践並びに系列校への適応可能性の検討」が五島育英基金教育研究奨励として採択され、2011(平成23)年6月から研究活動がスタートしました。(研究奨励費5,000,000円)

東京都市大学「都市大方式草地転換技術の考案と実践並びに系列校への適応可能性の検討」について可能性を語る 國分榮専務理事(左)、吉崎真司教授(中央)、涌井史郎教授(右)

 五島育英基金は、学校法人五島育英会の有為な人材の育成および教育研究の振興に資するために贈られた寄付金などにより1957(昭和32)年に設定された奨学、奨励事業であり、その授賞式が6月23日(木)、東京都市大学横浜キャンパスにおいて、國分榮専務理事、吉崎真司環境情報学部教授、涌井史郎環境情報学部教授、咸泳植講師参列のもと挙行されました。
 
 今回、採択された「都市大方式草地転換技術の考案と実践並びに系列校への適応可能性の検討」とは、東京都市大学横浜キャンパスを舞台に、現在アスファルト舗装されているグラウンドを、環境情報学部の研究チーム及び各研究室を中心に学生参加による造成方式を導入し、芝生化草地転換技術の開発に取り組むという構想であり、実証研究と調査を進めることで、これまでにない新種改良も含めた芝生化施策を実現するというものです。
 
 これらの取り組みを五島育英会法人本部と東京都市大学が提案し推進。2011(平成23)年度五島育英基金教育研究奨励給費の支援により研究活動が開始されました。
芝生転換方式により開発改良された芝生育成種は、都市大グループ各学校や東京都市大学総合グラウンド(世田谷区)、横浜市都筑区など近隣小中学校への造成普及も視野に入れております。

研究に舞台となる東京都市大学横浜キャンパス(環境情報学部)


【研究概要】

 
 近年都市における暑熱環境悪化の問題が顕著となっています。その対策の一つとして都市の地表面をアスファルトなどの人工的舗装を、芝生などの自然的舗装に転換させることが有効で、かつ教育的観点では、児童や生徒、学生らに五感を通しての環境教育、取り分け自然教育の機会が増進されることに繋がるといえます。
 そこで、東京都市大学環境情報学部では、横浜キャンパスのグラウンドを対象に芝生化に関する6区分の実験区を整備し、草種の選定、工法、デザイン、効果等の実験研究を行い、都市大方式草地転換技術を考案すると共にその手法を施行していきます。
なお、6区分とは「(1)自然草地への遷移実験区」「(2)(3)西洋芝を導入した実験区(簡易舗装剥離及び簡易舗装保存)」「(4)(5)日本芝を導入した実験区(簡易舗装剥離及び簡易舗装保存)」「(6)人工芝と西洋芝の併用した実験区」であり、概ね、各3.3平方メートルのエリアで実験を行います。


■研究代表者/吉崎真司(環境情報学部教授)
■研究者/涌井史郎(環境情報学部教授)、宿谷昌則(環境情報学部教授)、
      小堀洋美(環境情報学部教授)、田中章(環境情報学部教授)
      リジャル・ボフバトル(環境情報学部講師)、咸泳植(環境情報学部講師)
■協力/桐蔭横浜大学特別研究員 飯島健太郎氏


【関連するリンク先】

↑上へ戻る

NEWS