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2020年度決算について

2020年度決算は、2021年5月18日の理事会において決定いたしましたので、その概要をお知らせいたします。

学校会計

事業活動収支計算書における教育活動収入は、184億500万円で対予算5億6900万円減となりました。コロナ禍により東京都市大学のTAP・TUCPの学生派遣を中止したため参加費収入が4億2500万円減となったこと、東京都市大学の受託研究料収入の減等により付随事業収入が3億4300万円減となったこと等によります。

教育活動支出は175億4700万円となり、対予算12億5100万円減となりました。教員数11名減、および時間外手当等の減少、兼務教職員人件費の減少等により人件費は2億3800万円減となりました。新型コロナウイルス感染症の対応に4億6700万円を経費で支出しましたが、TAP・TUCPの学生派遣中止に伴い派遣先大学への教育委託費、寮費賃借費等が5億2400万円減となったことをはじめ、出張の減少に伴う旅費交通費の減少、休校や遠隔授業に伴う光熱水費の減少など、コロナ禍により大幅な支出減がありました。加えて受託研究料収入の減少に伴う支出の減少等により教育研究経費は8億5600万円減の70億8100万円、管理経費は1億5500万円減の12億8100万円となりました。教育活動収支差額は8億5800万円の収入超過となり、対予算6億8100万円増となりました。

また、教育活動外収支差額は6億5500万円の収入超過となり、対予算2億8200万円増となりました。収益事業からの繰入が1億9200万円予算を上回ったこと、TAP支払のため保有しているオーストラリアドルの為替差益が8600万円生じたこと等によります。

教育活動収支と教育活動外収支を合算した経常収支差額は15億1300万円の収入超過となり、対予算9億6400万円増となりました。

特別収入は施設設備寄付金5億2200万円、令和元年台風19号被災復旧のための施設設備補助金5億4200万円等により12億1700万円となりました。特別支出は機器備品、図書等除却による資産処分差額により2億8000万円となり、特別収支差額は9億3600万円の収入超過となりました。経常収支差額に特別収支差額を加えた基本金組入前当年度収支差額は24億5000万円の収入超過となり、基本金26億7300万円を組入後の当年度収支差額は2億2200万円の支出超過となりました。基本金取崩額は1億8600万円となりました。

収益事業会計

五島育英会では、私立学校法第26条に基づき、教育活動に資するための収益事業として、東急自動車学校による自動車教習事業、および五島育英会ビル等の不動産賃貸業を運営しています。収益事業に関する会計は、学校の経営に関する会計から区分し、企業会計にあわせ、特別の会計として経理することとされています。
 
収益事業の営業収益は20億2400万円、営業費用は17億800万円となり、営業利益は3億1600万円となりました。営業外収益・費用を加えた経常利益は3億7300万円となりましたが、学校会計繰入金を3億5200万円および法人税等を2200万円計上したため当期純損失は22万円となりました。

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