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平成21年度 決算について

平成21年度決算は、平成22年5月18日の理事会において別表のとおり決定いたしましたので、その概要をお知らせいたします。

1.消費収支計算書

 消費支出の部

学生生徒等納付金は、11,741百万円となりました。今年度の学生生徒数は10,276人と予算人員を41人上回りました。
また、入学者数も予算人員を148人上回ったことにより、3,211人となり納付金収入は126百万円の増加となりました。

手数料は555百万円となりました。志願者数は20,437人となり、予算人員より3,970人増加したことにより80百万円の増加となりました。

寄付金は、100百万円となりました。これは現物寄付金が増加したことにより29百万円の増となりました。

補助金は2,470百万円となり320百万円減少しました。これは、予算時に見込んだ補助金の交付が減少したものです。

資産運用収入は814百万円となりました。不動産賃貸料収入等が増加したことにより25百万円増となりました。

資産売却差額は、東急自動車整備専門学校の土地及び土地賃借権の一部を収用により世田谷区へ売却したことなどにより2,533百万となりました。
また、保有土地の売却を予定しておりましたが、経済情勢の変化により来年度以降に延期したことから705百万円減少いたしました。

事業収入は、1,426百万円となり28百万円増加となりました。
自動車学校の収入は948百万円と72百万円増加しました。受託研究料収入は123百万円減少し228百万円、収益事業から学校会計への繰出金は137百万円となっております。

雑収入3,412百万円の内、退職金社財団からの交付金は546百万円、その他2,865百万円は、主に前述いたしました東急自動車整備専門学校の収用に係る移転補償料となります。

以上によりまして、帰属収入合計は、23,054百万円となり予算より577百万円減少いたしました。

基本金組入額は2,877百万円となり、2,344百万円減少しております。
主に、校舎建設等の建設期間の変更により基本金対象資産が1,653百万円、資産等除却により430百万円などが減少したことによります。

以上の結果、消費収入の部合計は20,177百万円となり予算を1,767百万円上回った決算となりました。


 消費支出の部

人件費は9,478百万円となりました。専任教職員数は4人減少し810人、兼務教員は41人増加し383人となりましたが予算とほぼ同額となっております。

教育研究経費は5,470百万円となり337百万円減少しました。主な減少は、都市大世田谷キャンパスで光熱水費27百万円、修繕費146百万円、委託費126百万円、横浜キャンパスで修繕費11百万円、委託費30百万円などを節減したことによります。

管理経費は2,979百万円となり213百万円減少しております。主なものは、都市大等々力キャンパスで印刷製本費10百万円、東急自動車学校で消耗品17百万円、広告費87百万円などを節減したことによります。

資産処分差額271百万円は、主に東急自動車学校建物等の処分損となります。

以上によりまして消費支出の部合計は18,299百万円となり、今年度の消費収支差額は1,877百万円の収入超過となりました。

これは、基本金組入額の減少により消費収入が1,767百万円増加し、消費支出は教育研究経費、管理経費ほかで747百万円節減したことにより収入超過となりました。

2.資金収支計算書

 収入の部

消費収支決算書科目と同額・同内容のものは省略いたします。

資産売却収入11,578百万円は、土地等売却により1,982百万円、その他主なものは有価証券の満期償還収入になります。

前受金収入2,788百万円は、学費等前受金収入が361百万円増加、自動車学校技能教習前受金が46百万円増加したことにより399百万円増となりました。

その他の収入5,796百万円は、主なものとして引当特定資産を取崩した1,797百万円ですが、予算より1,870百万円取崩しが減少しました。

以上の収入から、未収入金等の資金収入調整勘定4,177百万円を控除した当年度収入合計は、36,311百万円になります。これに前年度繰越支払資金6,722百万円を加えました収入の部合計は43,034百万円となりました。


 支出の部

人件費支出は、消費収支科目の人件費から退職給与引当額を除き、退職金支出を加えたもので9,573百万円となり87百万円減少しております。

教育研究経費及び管理経費については、消費収支科目から減価償却額を除いたものとほぼ同内容となっております。

借入金等返済支出は、予算同額の732百万円となりました。

施設関係支出3,848百万円の内容は、都市大世田谷キャンパス2号館、都市大塩尻
高校耐震補強、都市大等々力中高校舎新築工事、東急自動車学校新築工事などを実施しましたが建設期間の変更などにより2,013百万円減少しております。

設備関係支出は、機器備品の購入などで1,049百万円となりました。

以上の支出から、期末未払金等の資金支出調整勘定637百万円を控除いたしました当

年度資金支出合計は36,148百万円となり、収入との差額6,885百万円が次年度繰越支払資金となります。


3.貸借対照表

 資産の部

平成22年3月31日における資産総額は、93,804百万円となり2,652百万円増加しております。

有形固定資産は、前年度より2,622百万円増加し60,679百万円となりました。

建物は、都市大世田谷キャンパス2号館及び東急自動車学校新築などにより前年度から2,268百万円増加しました。

構築物も、主に東急自動車学校新築により前年度から898百万円増加しました。

建設仮勘定は、等々力中高校舎新築により437百万円増加、世田谷キャンパス2号館及び東急自動車学校校舎竣工により1,239百万円減少となりました。

その他の固定資産は、24,246百万円となり94百万円増加いたしました。平成21年度からソフトウェアが固定資産計上となっております。
 

 負債、基本金及び消費収支差額の部

負債計は15,697百万円となり2,101百万円減少となりました。短期を含めた
借入金残高は4,692百万円となり、732百万円減少いたしました。

基本金は、建物等の取得により2,877百万円増加した85,259百万円となりました。

純資産は前年度より4,754百万円増加し、78,107百万円となりました。純資産比率は、前年度より2.8ポイント増加し83.3%となりました。


以上が平成21年度決算の概要です。

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