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東京都市大学付属小学校にて食育プログラムがスタート

シェフ三國清三氏を総合監修ならびに講師に迎え、本格的な食育を実践

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 学校法人五島育英会(東京都渋谷区:理事長 安達功)が設置する東京都市大学付属小学校(東京都世田谷区:校長 重永睦夫)では、2011(平成23)年度より、第4学年の授業カリキュラムに食育を取り入れます。その総合監修ならびに講師として、国内を代表するフランス料理家である三國清三氏を迎え、本格的な食育プログラムを進めてまいります。

 2005(平成17)年に食育基本法が制定され、食育は知育、徳育、体育と並び「豊かな人間性を育み、生きる力を身につけていく」ために、教育に欠かすことのできないものと位置づけられました。東京都市大学付属小学校においても、同校教師による食育プロジェクトチームの研究成果をもとに、今年度より食育に本格的に取り組みます。

 この食育プログラムの総合監修ならびに講師を担当する三國清三氏は、1999(平成11)年から、日本の子どもたちへの食育の重要性を唱え、子どもたちの食に対する正しい知識、望ましい食習慣、生涯にわたって健全な食生活を実現することを目指し、全国各地で積極的に食育活動を進めてこられました。

 今般、三國氏の食育への思い、また今まで実際に食育に携わってきた経験から感じたことを、年間を通した食育カリキュラムとして系統的に実践していただきたいと考え、新たにスタートする同校における食育プログラムの総合監修ならびに講師として迎え入れました。
 具体的なカリキュラムとしては、同校の屋上に設置した農園を利用し、農作物を種まきの段階から育て、児童自らが農業体験を行いながら、味覚を知ること、食の知識、日本の食文化、食事のマナー、地域の食材等を学んでまいります。また、自らが育てた野菜や地域の食材を使った調理実習も行う予定です。

 東京都市大学付属小学校では、この食育プログラムを通し、児童の味覚を育て、豊かな心の育成、生きる力を育んでまいります。



<参考> 三國 清三氏 プロフィール
1954(昭和29)年 北海道増毛町生まれ
15歳で料理人を志し、札幌グランドホテル、帝国ホテルで修業。
1974年 駐スイス日本大使館料理長
4年間の勤務中、また退任後も、数々の三ッ星レストランなどで、精進を続ける。
1985年 オテル・ドゥ・ミクニを開店。
世界各国の一流ホテルでミクニフェスティバルを開催。
1999年 フランスの高級レストランの料理人を中心とする組合、Chambre
Syndicate de la Haute Cuisine Francaise(フランス高級料理組合)に日本人で初めて加入。
同年12月 日本フランス料理技術組合を発足(フランスの組合と日本の組合が相互に協力して行政との交渉や広報活動を行い、料理人の育成や子どもの味覚教育等に取り組む組織)。また、料理人の育成や子どもの味覚教育等に取り組む。
2007年 「現代の名工」に選出。
2010年2月 外食産業記者会より「キッズシェフ」による10年間の社会貢献と、外食業界に対するイメージを向上させたとして「第6回外食アワード特別賞」を受賞。
同年 4月 農林水産省より「食と地域の『絆』づくり」選定委員に任命される。
同年 7月 フランス共和国農事功労章 オフィシエを受勲。
同年 10月 農林水産省より「日本食文化の効果的な教育手法に関する調査事業」検討委員に任命される。

■この件に関するお問い合わせ先
 (学)五島育英会 法人本部 広報グループ
  Tel:03-3464-6916(ダイヤルイン)


<参考リンク>

・東京都市大学付属小学校ホームページ

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