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東京都市大学 伊坪研究室 環境フットプリント影響評価データベースの開発に国内で初めて成功

約400商品の生産で使われた水や化学物質、産業廃棄物、木材など14種類の原単位を公表

東京都市大学(旧:武蔵工業大学 学長:中村 英夫)環境学部 環境マネジメント学科 伊坪徳宏教授研究室では、商品の生産などで使われた水、化学物質、産業廃棄物、木材など14種の環境影響領域を網羅した「環境フットプリント」を算出するための原単位データベース化に国内で初めて成功しました。6月上旬より、農作物や紙、化学製品など約400商品の原単位を同研究室のホームページにて公開します。(http://www.yc.tcu.ac.jp/~itsubo-lab/index.html

環境フットプリントとは、原材料調達から生産、廃棄、リサイクルまでの商品一生分の温室効果ガスや水、化学物質、廃棄材、木材、化学製品など14種類の環境影響領域における物質の使用量を算出し、地球環境への負荷を定量化する手法で、この計算に原単位が使われています。環境意識の高い欧州などでは既にその原単位データベース化が進んでおり、環境フットプリントに基づいたグリーン購入を加盟国に義務付けることも検討しています。こうした海外のながれを受け、輸出国である日本も対応が遅れれば、ビジネス機会を損失する可能性があることから、このたび国内初のデータベースを一般公開(無料)することとなりました。

伊坪研究室では、これまで「カーボンフットプリント」(商品の生産などで発生した温室効果ガスの排出量)や、来年にはISO国際規格化が予定されている「ウォーターフットプリント」(商品の生産で発生した水の使用量)の算出を中心に、製品のライフサイクルを通じて発生する環境影響を評価するLCA(ライフサイクルアセスメント)の研究を行ってきましたが、欧州を中心とした環境影響領域の拡大に伴い、環境フットプリントを算出するための原単位データベース化に着手することとなりました。

今回作成されたデータベースでは、産業関連表を基に、農作物の栽培や商品の生産工程で使われた水や化学物質、廃棄材、木材、化学製品などの1円当たりとして、日本で生産した場合の使用量を調査し400製品の原単位を作成しました。
 
詳細につきましては、「伊坪徳宏教授 研究室ホームページ」をご覧下さい。
http://www.yc.tcu.ac.jp/~itsubo-lab/index.html


本件に関するお問い合わせ先 : 東京都市大学 環境情報学部 伊坪徳宏教授 研究室 TEL 045-910-0104(代表)
 

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